「課題設定力」——これが、私が一貫して求めてきた力です。
外国人をめぐる論点は、単純化されやすいテーマです。断片的な情報が広がり、強い言葉が先に届き、賛否だけで議論が閉じる。しかし実際の現場では、在留資格・雇用・生活・地域社会・政策判断が複雑に絡み合っており、一つの論点を正確に理解するには前提の整理から始めるしかありません。
ここでいう「課題設定力」とは、感情や印象の強さに引っぱられて結論を急ぐのではなく、まず前提を整え、使っている言葉の意味をそろえ、そのうえで何を本当に考えるべきなのかを見極める力です。早く結論を出すことではなく、その順番を守ること——それが今の現場に求められていると考えています。
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